国立公園　三瓶山

三瓶山に遊びに行こう！

大山隠岐国立公園　三瓶山

正式名は「大山隠岐国立公園　三瓶山」

大田市にある名峰三瓶山について紹介します。
国立公園三瓶山

三瓶山（さんべさん）は、主峰の男三瓶山（おさんべさん；標高1126ｍ）をはじめとする６つの峰からなる火山です。
これらの６峰が「室ノ内」と呼ばれる旧火口をぐるっと取り囲んで並んでおり、噴火口に雨水や地下水が溜まった火口池の「室ノ内池」があります。
山すそには、北の原・東の原・西の原の草原が整備されており、四季を通して自然に親しめるフィールドとして多くの人々に愛され続けています。
近くには温泉もあり、登山、キャンプ、釣り、森林浴、紅葉狩りに温泉など家族で楽しめるポイントがたくさんあります。
画像出典元：国民宿舎さんべ荘

雲海

三瓶山麓からは特定の条件が揃った夜明け前から早朝に雲海を見られることも。
天気や時間、気象条件が揃った時にだけ見られる雲の海はまさに絶景です。
西の原

西の原の草原は、男三瓶山、子三瓶山、孫三瓶山の麓に広がっています。
近くでは牛の放牧がおこなわれています。
駐車場やレストランなどがあり、行楽シーズンには多くの家族や観光客でにぎわいます。
ハイキングやクロスカントリー、ウオーキングなどの拠点でもあります。
また、西の原にある「定めの松」は慶長6年(1601)頃に植えられ、一里塚の基準として定めた松で、三瓶山登山西の原コースの基点になっています。
山の駅さんべ

三瓶山に篠原を目の前に臨むログハウス風のお店です。
広々とした店内で、三瓶のお米や牛乳、高原野菜、さんべ放牧牛など、地元食材を使用したメニューが揃っています。
天気の良い日は、テラス席で雄大な三瓶山を独り占めしながら食事をするのもおすすめ。
テイクアウト可能なメニューもあるので、草原での食事も楽しむことができます。
浮布池

三瓶山の西山麓、西の原の南側に広がる湖。
三瓶山の噴火によって河川がせきとめられてできた「せきとめ湖」で、面積13万5,100平方メートル、最深部3.5m。
伝説では、長者の娘邇幣姫（にべひめ）が大蛇に変身した若者に誘われ、池に入水。
その後池面に姫の衣が白線を描いて輝き、白い布が浮かぶようになったと伝えられています。
万葉集で詠んだ柿本人麻呂の「君がため浮沼（うきぬ）の池の菱採（ひしつ）むとわが染めし袖ぬれにけるかも」は、この池で詠んだものといわれています。
天候の良い日は、水面に映る「逆さ三瓶」を眺めることができます。
東の原

東の原は、三瓶山東側に女三瓶（めさんべ）・日影山・太平山（たいへいざん）のすそ野がつくる300haの草原が広がり、美しいスロープをつくり出しています。
とても見晴らしがよく、とくに夜空の美しさは感動的でさえあります。
春から秋にかけては山の自然を満喫することができ、家族連れでの散策などに最適です。
高原から太平山に向かって観光リフトが設置されており、東の原からの登山等に利用されています。
石見ワイナリー

三瓶山の麓で栽培、収穫したブドウを使って、自家製ワインを醸造・販売をしています。
赤ワイン・ロゼワイン・林檎ワインの他、ワインに合う食品や小物も販売しています。
欧風のスタイリッシュな施設内にはワインの有料試飲コーナーが設けられているほか、予約不要で工場見学も可能です。
ワイナリー敷地内には、バーベキューや三瓶そばが楽しめる野外フードコート「石見の杜　星空のレストラン」があります。
画像出典元：大田市観光協会

東の原　観光リフト

東の原から255ｍの標高差を太平山の山頂へ向かいます。
リフトで楽しむ10分間の空中散歩は、ゆったりとした時間と普段の疲れを癒してくれるような広大な自然の景色が眼下に広がります。
リフトを降りて登山気分を楽しみながら山道を登ると、男三瓶、女三瓶、子三瓶など三瓶山全体を見渡すことができる展望台があります。
思わず大声で叫びたくなるほどの景色を体感してみましょう。
北の原

北の原は「長者原」とも言われ、その昔長者が住んでいたと伝わる200haの草原です。
姫逃池、キャンプ場、三瓶こもれびの広場、三瓶自然館サヒメルや三瓶青少年交流の家、レストランがあり家族で楽しむことができます。
また、近くから三瓶山最高峰1126mの男三瓶への登山コースがあります。
画像出典元：島根県

姫逃池

三瓶山から出る湧き水でできた池で、カキツバタの浮島と長者の娘「お雪」と若者の悲しい伝説の池です。
ここに咲く数千本のカキツバタの群落は県の天然記念物に指定されており、５月中旬～６月にかけて満開になります。
紫の花が悲恋の娘、白い花が若者の化身といわれています。
北の原キャンプ場

北の原キャンプ場は雄大な自然にいだかれた215000㎡の広大な用地にタイプの違う各種サイトがそろっています。
広々したオートキャンプサイトは初心者から楽しめる常設テントサイトや、テント持ち込みサイト電源付きなど。
他にも自然の中で手軽に滞在することができるログハウス調のケビン、予約不要のフリーサイトなどが充実。
本格ドッグラン、ドッグバンガローもそろっています。
ビギナーからベテランまで、子供から大人まで、好みのスタイルでキャンプを楽しむことができます。
画像出典元：石見銀山ウオーキングミュージアム

オートキャンプ　常設テントサイト

頑丈なテントが高床式テラス台に常設されており、来てすぐ使え、雨などによる浸水を受けにくく天候の急変にも安心です。
初心者の方にも気軽にキャンプを楽しめます。

オートキャンプは他にテント持ち込みサイトや持ち込みサイト電源付きもあります。
三瓶自然館サヒメル

三瓶山北の原にある自然博物館です。
島根の自然を中心に生物・地形・地質・天文まで、自然・環境について展示点数が多くその内容は大変充実しています。
なにより幅広い展示が魅力で、大人から子供まで楽しむことができます。
三瓶山が約16000年前に噴火したことを証明する火山灰の地層の実物の他、ここにしかない展示が沢山。
季節ごとに行われる企画展や、直径20メートルのドームスクリーンを有する「ビジュアルドーム」の映像は大迫力で、最新鋭のプラネタリウムも見逃せません。
画像出典元：島根県立三瓶自然館サヒメル

プラネタリウム

ドームスクリーンに臨場感あふれる星空を映し出します。
プラネタリウムを投影しながらスタッフがライブで星空を解説する「生解説」番組は、季節の星空や旬の話題をとりあげながら、個性豊かなスタッフが毎日日替わりで投影を行う、サヒメルのなかでも大人気の番組です。
毎週土曜日には特別バージョン番組が上映されます。
プラネタリウムを投影しながらサヒメルの天文学芸員が語るプラネタリウム星空案内で、月毎にテーマや担当者がかわります。
画像出典元：石見銀山ウオーキングミュージアム

三瓶小豆原埋没林公園

三瓶山北の原から車で10分ほど下った所にあります。
約4000年前に三瓶火山が噴火したことによって地中に埋もれてしまった森を地下ドーム内に発掘状態のまま展示しています。
地に根を張って当時生きていた頃の姿のままそびえたつ古代の木々が大量に残っているのは、世界でも類を見ないとても貴重な存在で、国の天然記念物に指定されています。