新型コロナウイルス感染予防の為、大田市の対応方針に従い5月３１日まで臨時休館をしておりましたが、緊急事態宣言解除により５月１８日より通常開館いたします。また、地下二階環境ホールでの『脳内アートスパーク展』も通常にご覧いただけます。

引用:仁摩サンドミュージアムHP

大田市から日本海沿いに国道9号線を西へ走ると、大小6基、総ガラス張りのピラミッド型が目を引くデザインの建物が現れます。

大田市仁摩町には全国でも有数の鳴り砂の浜「琴ヶ浜」があり、その琴ヶ浜の鳴り砂をモチーフに造られた全国でも珍しい砂の博物館です。
6つのガラス張りピラミッドからなる美しい建物は、地元仁摩町出身の世界的建築家、高松伸氏によってデザインされました。
最大のピラミッド、タイムホールの中央に世界最大の砂時計「砂暦」があります。

タイムホール中央に据えられた「砂暦」は、高さ5.2m、直径1mのガラス容器に1トンの砂が入れられている世界最大の砂時計です。
その1トンの砂がコンピューター制御で365日かけて落下する一年計砂時計です。

毎年大晦日に一年計砂時計を反転させるイベント「時の祭典」が開催されます。
２３：５５から５分間かけて翌年の年男・年女１０８名により、紅白の大綱を引いて一年計を回転させ、新たな時を刻み始めます。

イベント内容は、ライブ、ビンゴ大会、フリーステージなど内容豊富。
また午前０時ちょうどに約１０００発の花火を打ち上げられます。
冬の花火は寒空に咲く花のようでとても綺麗です。

館内は各テーマごとにスペースが分かれ、それぞれテーマに沿った各種展示がされています。

メインのタイムホールには砂暦のレプリカや砂のオブジェなどを常設展示。
また、タイムホールでは「一年計砂時計」や「鳴り砂」についてのガイダンスを定期的におこなっています。

タイムホールには「砂暦」の実寸大のレプリカを設置。
実際に時を刻んでいます。

鳴り砂の音を実際に聞いてみましょう。

コミックでヒットし、テレビドラマや映画でも話題になった「砂時計」の特設コーナーです。
映像で使われたシーンを地図に照らし合わせたロケ地マップや、ポスター、脚本、コミック、テレビドラマや映画で実際に使用された砂時計、主題曲のCD、パンフレットなどが展示されています。

隣接のふれあい交流館ではガラス工芸体験ができます。
2階はミュージアムショップで、砂時計やガラス細工、アクセサリーなどを販売しています。

ガラス工芸体験・チェコボヘミアガラス展示

お土産品コーナー　砂時計・アクセサリーの販売

歩くとキュッキュッと琴の音のように鳴る、全国でも有数の「鳴り砂」で有名な砂浜です。
日本三大鳴り砂にも指定されており、1996年に日本の音風景100選と日本の渚100選に選ばれました。
また、2017年10月には国の天然記念物に指定されました。
全長1.6kmの鳴り砂海岸は海水浴場になっており、夏は海水浴客でにぎわうほか、シーズンを問わず、散歩やデートスポットとして多くの人に愛されています。
漫画・TVドラマ・映画でヒットした「砂時計」の舞台になり、TVドラマ「砂時計」のロケ地にもなりました。
いくつもの条件が揃わないと鳴り砂にはならず、綺麗な海と綺麗な浜が保たれていることが絶対条件です。
この美しい琴ヶ浜には「琴姫伝説」があり、琴ヶ浜という名前の由来になっています。